
Andaman foxface, Thailand
Originally uploaded by takau99
撮影地:シミラン諸島(タイ)
カメラ:OLYMPUS PEN E-PL1
学名:Siganus magnificus (Burgess, 1977)
英名:Magnificent rabbitfish
ダイビングの魅力の一つに、その場所でしか出会えない特別な生き物がいること、ってありますよね。今回ご紹介するのは、まさにそんなダイバーの心をくすぐる、アンダマン海にしか生息しない**幻の固有種、『アンダマンフォックスフェイス』(学名:Siganus magnificus、英名:Magnificent rabbitfish)**です!
タイのシミラン諸島で潜るなら、彼らに出会うことは、まさに究極の願い。今回は、この美しい固有種の魅力と、彼らに会うためのヒントを熱く語りたいと思います!
まさに「奇跡の顔」!アンダマンフォックスフェイスの魅力
「フォックスフェイス」という名前の通り、キツネのように突き出た口元と、独特の顔の模様が特徴的なアイゴの仲間。しかし、この『アンダマンフォックスフェイス』は、他のフォックスフェイスとは一線を画す、圧倒的な美しさと存在感を放っています。
その体色は、シックな黒と白、そして顔から胸にかけての鮮やかな黄色が絶妙なコントラストを生み出しており、まるで絵画のような美しさ。ゆったりと、しかし堂々と泳ぐ姿は、まさに**「Magnificent(壮麗な)」**という英名がぴったりです。
サンゴのポリプを優雅についばむ姿は、水中の静けさの中でひときわ目を引きます。この魚に出会えた時の感動は、他の魚とは一味も二味も違いますよ!
ここでしか会えない!アンダマンフォックスフェイスの生息域
アンダマンフォックスフェイスが、なぜこれほどまでにダイバーを惹きつけるのか? その最大の理由は、彼らが**非常に狭い地域にしか生息していない「固有種」**だからです。
その名の通り、彼らのホームグラウンドは東部インド洋に面するアンダマン海のみ! 具体的には、以下のダイビングエリアが主な生息地として知られています。
タイ・シミラン諸島
タイ・スリン諸島
ミャンマー・メルギー諸島
特に、世界中のダイバーが憧れるタイのシミラン諸島は、彼らに出会うための最高のフィールドと言えるでしょう。豊かなサンゴ礁と透明度の高い海が広がるシミランは、この美しい固有種が生きるのに最適な環境なんです。
シミラン諸島で『アンダマンフォックスフェイス』に会う!リクエストは必須?
「せっかくシミランに行くなら、ぜひアンダマンフォックスフェイスに会いたい!」そう思いますよね! 私も全く同じ気持ちです。
彼らはシミラン諸島の多くのポイントで見られますが、出会いの確率を上げるためには、いくつかポイントがあります。
ガイドに「見たい!」とリクエスト: 最も確実なのは、乗船するクルーズ船のガイドさんや、現地ダイビングサービスのガイドさんに、事前に「アンダマンフォックスフェイスに会いたい!」と強くリクエストすることです。地元のガイドさんは、彼らがよく現れるポイントや時間帯を熟知しています。
サンゴ礁域をじっくり探す: 彼らはサンゴの多いエリアを好みます。特に、健康なテーブルサンゴや枝サンゴが広がる場所を、水深10m~20m程度の範囲でゆっくりと探してみましょう。
目線を意識する: 他の魚に比べて、泳ぎがゆったりとしているので、焦らず彼らのペースに合わせて観察するのがコツです。群れではなく、単独やペアでいることが多いので、目を凝らして探してみてください。
まとめ:シミランの海で、忘れられない出会いを!
アンダマンフォックスフェイスは、その息をのむような美しさと、限られた場所にしか生息しない希少性から、多くのダイバーにとって特別な存在です。
タイのシミラン諸島でのダイビングは、この「幻の固有種」に出会うまたとないチャンス。ぜひガイドさんにリクエストして、その目で彼らの「奇跡の顔」を捉えてみてください。
きっと、あなたのダイビングログに、忘れられない感動の1ページが加わるはずです!